JAGUAR XJS

お仕事や制作過程

 先日、愛車のイラストのご依頼を頂きました。市内のクライアント様だったので写真撮影とお話を伺う為に、お会いしてきました。直接想いをお聞きすると、やはりこちらも気合が入ります♪

 JAGUARの長い歴史の中で、XJSは困難な時期と回復期に渡って生産されたモデルです。1975年~1995年の長い期間で様々な改善やマイナーチェンジなどを行い、評価を得るまでの苦労は大変なものだったと思います。かつて栄光の栄光があれば、なおさらです。

 今回、取材をさせて頂いた個体は91年式だそうです。丁度、マイナーチェンジが行われた時期と重なっていますね。エンジンはV12と直列6気筒がラインナップされていましたが、こちらは流石のV12ですね。ボディーサイドに誇らしくエンブレムが付けられています。E-Typeの後継としてデザインされたにも関わらず、コンバーチブルを持たなかった事が不利に働いたのか、それとも角張ったスタイルが美学に反したのか、会社の不振も重なって当初は販売は低迷したと言います。個人的にはクーペも悪くないと思うんですが、コンバーチブルを目の当たりにすると伸びやかなスタイルが、より強調されて溜め息を誘います。ボディーサイドには、赤と白の細い2本線のステッカーがダメ押し的に貼られていますが、これを張り直すと10万円くらい掛かると聞きました(笑)。

 これから、もう少し細部を描き込んでから彩色に入ります。晴天の下のブリティッシュグリーンを、品よく表現出来たら良いなぁと思います。

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