『MAZDA K360』

お仕事や制作過程

情報誌『リバ』連載用イラスト 2021年8月制作 COREL Painter使用

 どうも、久しぶりの更新になってしまいました。アサイです。今年の夏は、知人からの誘いで地元の観光地でかき氷屋の店長をしていました(笑)。愛知県岡崎市では、ここ数年『岡崎かき氷街道』と銘打って地元の特産品と神水・仙水という地元の軟水で作った氷を使用したかき氷を提供する、複数の店舗による企画を行っています。期間は5月~9月で人気の店舗では数時間待ち(!)という事もある位です。今年はコロナやお盆の雨などで、残念ながら例年のような盛り上がりとはならなかったのですが、それでも僕が店長をさせて頂いた『牧原の里』で、これまでの人生で削った事がない量のかき氷を作りました。これで特技に『かき氷』と言えるかも知れません(どこで役に立つか知らないけど)。

 さて、そんな日々の中。いつもの連載用イラストの制作もしていました。8月はマツダの三輪車『K360』です。もう、路上で見る事もなくなってしまった車ですね。所有している方は居るようですが、やはりネックになるのは部品だそうです。中々維持の難しい状況ですが、当時は車検の要らない実用車として人気でした。pixivの方でコメントを下さった方の地元では、牛乳配達でK360が使われていたそうです。しかし、360㏄の排気量に11馬力。快適装備なしのドグミッションなんて現代の車しか知らない人には普通の運転すら困難でしょう。非力な軽は地形を利用しないといけませんからね~。(因みに、僕はオート三輪の運転経験はありません💦)

 完全に見た目の好みなんですが、タウンカーとしての小型車両にこれが販売されたらレトロで可愛いなと思います。勿論、もうちょっと現代の交通に迷惑を掛けない程度の性能にして欲しいし、快適装備もエアコン位は要りますよね。なにしろ背中の後ろの隔壁がエンジンの熱を余す所なく伝えるそうですから。コストも安く済みそうだし、三輪だから大人しく走らないとコケちゃうから安全運転になるでしょうし。

 最後に、制作に関するお話をすると。Painterの水彩で(他のブラシで表現しているような解像度の高い作品ではなく)スケッチに近い雰囲気の作品をもっと描きたいと思って、ここ最近の作品は色々試しています。ただ、Painterはブラシが多すぎて各設定を自分が表現したい最適な数値を探る作業が本当に難しいです。今は、主に『リアル水彩』ブラシの『フラクタクルウオッシュ』を使用して、定着率・ウェイト・ピックアップの数値を適時変更しながら、滲みや風合いが好みになるように試行錯誤しながら描いています。やっぱり絵を描くのは楽しいですね。

ではでは、また。

コメント

タイトルとURLをコピーしました