『MTのマイナス面を考えてみる』

車と楽しく付き合う

 どうも、アサイです。これまで何度かマニュアル操作の良さを語ってみましたが、今回はあえてマニュアルのマイナス面を考えてみようと思います。何故ならマニュアル大好きの僕でさえ、MTを運転していて両手を挙げて『楽しい~‼』とか、世の中全員がMTを運転したら間違いないのにと思う訳ではないからです。やっぱり日本でATが主流となった理由があるんじゃないでしょうか。

①滝汗⁉エンスト沼

 免許を取って一人で公道に出た時にまず感じた事は、隣に間違いを正してくれる人はいなくて自分に全責任があるんだという事でした。僕より先に免許を取得した同級生たちは凄かったんだなぁ~…と変に感心をしたものでした。そんな僕が初めて一人で運転したのは、母と姉のお下がりのダイハツミラ(MT車)。初心者にも運転しやすく何一つ不満のない車でしたが、苦手だと思っていた事の一つは、信号待ちで先頭になる事でした。理由はエンストをしたら恥ずかしいし他のドライバーから怒られたくなかったからです。そんな風に思っている時に限って周囲に気を取られて発進が遅れ、『プっ♪』なんて後ろからクラクションで促されたら、慌ててエンスト連発なんて事が割とありました。教習の時は滅多にしなかったエンストなのに焦る程に沼に落ちて行くんですよね。なので、初めの頃は他の車の後ろに続くようにしたり、坂道発進をしないルートを通ったものでした。その点、操作が単純化されて無駄な緊張をしない良さがATの優れた点ですよね。リラックスをして運転に集中出来る点でATは本当に優れていると思います。

②上って下って~。

 今どきの車は本当に楽になって、普通に走るなら必要以上に気を張らなくても流れに乗って運転出来ますね。一方、起伏の多い地形の道路でマニュアル車を走らせると、どうしても登りや下りで車速に変化が出やすくなります。そういう場面で速度を一定に保つには事前の判断と操作が欠かせません。ATならアクセル一つで済む加速がMTではアクセル緩め➡クラッチ踏む➡シフトレバー操作(エンジン回転合わせ)➡クラッチ繋ぐ➡アクセルで加速。という手順があるんですから。余談ですがトルクの細い車で山間部を走るとストレスを感じますよね。低いギヤだと直ぐに吹け上がるしギヤを上げると回転数が低すぎて『何速ならいいんじゃ~‼』ってなりません?それならATの方が気が楽かもしれないですね。

③いい事ばかりじゃないMT操作

 やっぱり、好きにも限度というモノがあります。普段は良いと思っているクラッチ操作も時には煩わしくなります。若い頃に徹夜で遊んだ帰り。もう運転にウンザリしていて何とかクラッチを踏まないでギヤを変えられないかと思ったものです(笑)。でも、時には体調を崩したり怪我をする事もあるでしょう。その影響で操作に支障をきたす事も考えられます。手や足の捻挫・筋肉痛などを抱えたとしても、操作が多いMTは影響を受ける要素が多くやはり不便だと感じる事がありますし、年齢を重ねると運動能力や判断能力も衰えます。増してやボケ防止にMTなんて意見もありますが危なくてしょうがありません。

まとめ

 MTでもATでもドライバーの責任は同じですが、今回、自分の体験を元に考えただけでも幾つか違いが見つかりました。どちらが良いというものではなく自分に合わせて選択するだけの事ですし、違いを知った上で適正に扱う意識が必要ですよね。毎日、事故やトラブルの報道を見る度に残念な気持ちになりますが、昔に比べて週末の幹線道路でも驚く程スムーズだと感じます。それだけ意識をしているドライバーが増えたという事かも知れませんね。勿論アレレ?と思う事もありますけれど、危うい車には近づかず周囲に気を配る事を大切にしたいですね~。

 僕の息子も自動車学校に通い始めていますが、彼と同級性の何人かはAT車が主流と知りつつ『楽しそうだから』とMTを取得しようとしています。無事に免許を取得できたら、自転車しか知らなかった彼らは驚異的な移動手段を手にして驚くでしょう。適切に扱えば長く便利に使える車を楽しんで貰いたいです。

ではでは、また。

コメント

タイトルとURLをコピーしました