ATとMTどっち?

車と楽しく付き合う
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 こんにちは、カーイラストレーターのアサイです。日本のAT自動車の普及率は今や98%と言われています。これは世界的に見てもかなり高く、原因としてはATの操作が容易な事と1991年から始まった普通自動車のAT限定免許の取得の増加が大きいそうです。国内の新車の比率もATが主流でMTを探そうとしても苦労してしまうのが現状で、この比率がひっくり返る事はないどころかMTそのものが無くなる日が来るかも…。一方でAT車とMT車の事故比率は発信や停止時など条件が限られる場合もありますがATが2倍程というデータもあるようです。

 ATMTはどちらが良いのでしょうね?そこでMT車が良いとされる点をネットで見てみました。

・運転(操作)が楽しくてカッコいい。

・自由度が高く燃費も良い。

・(ATにくらべて)燃費がいいし安い。

 簡単に言うとこんな感じ。つまりMT乗りはATをこの逆だと考えているという事でしょうけれど残念ながらこれを理由にMTの方が優れているという訳には行かないと感じますねぇ。ではでは、ドライブ好きな僕が考えるMT車とAT車の違いを書いてみたいと思います。

●複雑だからエライ?

 MT車はアクセル・ブレーキ・クラッチを操作する事でドライバーの意思を車に伝える事が出来ます。繊細な操作が出来るドライバーの運転は非常にスムーズで、そうでない人の運転と比べると別の車くらい乗り心地に差があります。それは操作そのものがスムーズだからというだけでなくて同乗者への配慮が出来る人だからです。では、そういう人はATに対して優越感を持つでしょうか?多分そんな事はありません。何故ならそういう人はATでも同じ気遣いで運転をするからです。操作の複雑さ(作業の多さ)は優劣には何も関係がないと思います。

●意識の内と外の違い

 僕は自分の車はMTで家族の車がATなので、なるべくどちらも運転するようにしています。ATは本当に楽ちんですよね~。まったりと落ち着いて周囲の風景や同乗者との会話をリラックスして楽しむ余裕があるように思います。一方、MT車は常に車と自分の兼ね合いを意識していて前回のコラムに書いたように先の操作の準備も心掛けていますので、緊張感や疲労も多いと感じます。ここからATは車への意思の伝え方や操作方法を自動化する事で誰でも容易に行えるようにした為、ドライバーはその分余裕を持つ事が出来るようになったと言う事が出来ないでしょうか。また、MT車はその操作の多くがマニュアルなので、自分とクルマの状態へ意識を向ける割合が多く感じます。なので長時間のドライブなどで集中力が保てなくなった時の影響も大きいですよね。

●どこまで任せられるか

 結局、MTとATの違いは同じ作業を機械に任せるか自分でやるかの選択なのであればどちらがエライとも言えないと思うんですよね。なので、これ以降そういう話はしないでおこうかなと思います(笑)。さて、そうは言っても僕はMTが大好きです。ここから僕がMTを好きな理由を書かせて頂きます。読んで下さった方は共感して頂けるかな~?

●『ちょっと』が出来る自由さ

 MTとATの大きな違いは自分でギアが選択出来る事です。これにより出来る事は幾つかありますが例えばエンジンブレーキ。これはATでも可能でアクセルから足を離すとエンジンの回転数が落ちてその負荷を利用してゆっくりと減速する現象と言えば分かりやすいでしょうか。このエンジンブレーキはギヤが低いほど強く掛けられるのでギヤの選択を自分で出来るMTではより積極的に使えます。どんな場合に便利かと言うと長い下り坂で速度を調整する場合がよく例に挙がりますね。別の例として坂道に差し掛かる前に予めギヤを落として加速の準備をする事で速度を一定に保つ事で後続車への影響を減せますし、青信号が変わる前にフットブレーキを使う前の予備の原則をしたり併用して減速の距離を短くするなど、車の加減速に関してちょっとした調整が積極的に出来ます。逆の立場から見ると前を走る車が坂道の度に凄く速度が変わる人だったり、信号の度にブレーキがやたらと長かったり急だったりする場合はストレスがありますよね。あ、勿論ATでそうした運転が出来ないと言っている訳ではありません。ATでもそうした配慮は十分可能で運転の上手な方は沢山いらっしゃいます。

●同乗者も寝ちゃう程の…

 運転者として同乗者の様子は運転の評価をする場合の大きな基準になります。ドライバーは自分が行う操作が分かっていますから車の挙動やショックに無意識に備える事が出来ます。しかし同乗者はそうした情報を得ていない場合があるので影響の受け方がはっきり出ます。そんな同乗者の頭の動きだけを観察していても運転がスムーズに出来ているかどうか分かります。そんな運転を実現する為に最適なギヤをパンパンッとリズム良く選択して加減速や車の姿勢を調整しカーブや坂道で人にかかる力を緩やかにして思わず眠らせちゃうような運転が出来た時に『上手に運転出来た♪』と僕は思います。

 はいっ!今回は細かいお話が沢山になりました。今回の結論としてMTもATもどちらも楽しい♪ですが個人的にはMTに乗り続けられる限り乗りたいなと思います。でもこれは昭和世代で慣れ親しんだものに対する愛着なので気になさらないで下さい。余り役立つ情報ではなかったかも知れませんが共感して下さったり何かの参考になれば幸いです。ではでは、またの機会に。

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